2016年6月26日日曜日

国民投票後、英国人がググっている言葉に唖然!

国民投票後、英国人がGoogleで検索している言葉



6月2のイングランドショックから2日経ちました。
ポンドやユーロが売られ、世界中の金融市場が
めちゃくちゃになっています。

今後は金融だけではなく国際政治の面でも
大きなリスクを背負うことになりそうです。

米Google社の統計を担当している
Google Trend 社によると、

EU離脱が決定した国民投票の後、
英国人がGoogle検索で調べた言葉や質問について。
検索数の多い順に並べると、

1、「EUからの離脱は、どんな脅威をもたらすか?」

2、「EUとは何か?」


「EUにはどんな国々が加盟しているのか?」

4、英国にとっての離脱の影響に関する質問

え~っ!投票後に「EU」について調べてるの?

ちゃんとEUについて知っていて、
離脱の影響について考えなかったの?
投票前に。

今さら何?
「EUとは?」はないでしょう・・・

離脱に投票した人の中にも
急激なポンド安に不安になり、
検索してみたら「あちゃ~」って
後悔している人もいるようです。

ロンドンでは「ロンドン独立」を掲げる署名が
始まっていると聞きます。

そりゃそうでしょ。
世界都市ロンドンは金融の街。
他にも世界中から大手企業が集まっています。

製品に関税がかかったら留まるわけにはいかないでしょう。
みんな逃げていきますよ。

若者の仕事にも影響は大です。

多くの若者が怒っていると聞きます。

「90歳の老人が私たちの未来を潰すのか。」

「パソコンもまともにできない人の意見を尊重するのか。」

今回の国民投票は
グローバリズムとナショナリズムとの闘い
のように言われています。

一見そうですが、
ナショナリズムと称する人々の中には
移民への不満や大英帝国への郷愁がある
白人高齢者が多くいます。

未来の少ない高齢者と
どちらに転んでも経済の恩恵を受けない労働者。

自分たちのことしか考えず、または考えることができず、
ナショナリズム派、右翼派に踊らされ
ちゃんと世界的視野でイギリスをみることをしないで
投票が行われてしまいました。

スコットランドもアイルランドも離れていく可能性が大。

「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」
崩れてしまいますよ。

再度、国民投票の声もあがっているようです。
民主主義に反して再投票を実施したら
多分残留派が勝利するでしょう。

しかし「The die is cast! (賽は投げられた)
もう決まった以上、離脱の道を行くしかないのでは・・・

世界中を巻き込んで、これから茨の道。

でも、多くの英国人が自ら選んだ道ですから
離脱のマイナスから何とか良い方向へ
進んでいってもらいたいです。

「離脱してかえって世界が良くなった。」
と言える日がいつかくることを願っています。



     

      
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2 件のコメント:

神田ももたろう さんのコメント...

日記のタイトルだけ見て、もしかしてアレのことかなと
思ってたら、やはりこの内容でしたね^^

私もニュース読んで、ちょっとびっくりしました。
国民全てが当然政治を把握しているわけがなく、
だからこそ、政治家に代理してやってもらってる
わけです。それを国民投票にするとこうなると
いうことでしょうか。

とはいえ、さすがに日本で同じことをしても、
ここまで酷くはないと思うんですけどねぇ(^_^;)

すみれ さんのコメント...

神田ももたろうさん

離脱派には知識階級は少ないようです。
「とにかく移民はイヤ」
「イギリスは自分たちだけでできる」という根拠のない自信。
でも、後で不安になって調べてみたら、唖然ということでしょうか。

法的根拠のない国民投票なんかやらない方が良かったですね。