2016年10月8日土曜日

「血糖値スパイク」の危険性が解明されてきた。

空腹時血糖値は正常でも
食後の血糖値が急上昇する血糖値スパイク。
放置すると万病のもとになることがわかってきた。

NHKスペシャル(2016.10.8)で、
「血糖値スパイクが危ない!」という
特集を放送していました。

血液検査では主に空腹時に血糖値を計りますが、
その結果が正常値でも、食後に血糖値が
急激に上がる場合がよくあるようです。

食事を食べたすぐ後の短時間にだけ
血糖値が140以上に急上昇し、
やがてまた正常値に戻る。

血糖値がジェットコースターのように
乱高下する状態で、食後の2時間で
急激に上がって、その後は急激に下がります。

出典:Yahooニュース


赤いグラフが血糖値スパイクの状態で、
青いグラフは正常な人の場合です。

この状態が頻繁に続き、放置していると
心筋梗塞や脳梗塞、さらには認知症、ガンなど
万病の引き金になるとのことでした。

初めて聞く「血糖値(グルコース)スパイク」

この状態になっている人は、
全国で1400万人を超えると推計されています。
まさに、多くの人が知らずにいる状態ですね。

肥満系の中年以降の男性に多いようですが、
痩せ形の若い女性にも増えています。
ダイエットの影響もあるようです。

食後の血糖値の乱高下の原因は、
主に糖質や炭水化物の過剰摂取です。

この糖質やごはんなどの炭水化物を多く食べると
血糖値が上がるため、すい臓から
大量のインシュリンが出ます。

このインシュリンが出なくなるのが糖尿病です。

「血糖値スパイク」の人は、大量のインシュリンが出て
血糖値を下げてくれますが、その時に
活性酸素の量が増えて、血管が傷ついてしまいます。
そうすると、血管内にかさぶたが増えて
血管が詰まってしまいます。
心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まるわけです。

また、脳の中の血管内にも、
アミロイドβという物質が蓄積しやすくなり、
アルツハイマー型認知症のきっかけになります。

さらには、インシュリンには
細胞を増殖させる働きがあるため、
ガンにかかる可能性も高まります。

以上のように、食後血糖値の急な乱高下は
かなり危険な状態ですので
できるだけ避けたいものです。

NHKで「血糖値リスク」のチェックリストが
掲載されていますのでお試しください。

血糖値スパイク危険度チェック!

いかがでしたか?
私は「中レベル」でした。
親が糖尿病なので、なりやすいのかもしれません。


「血糖値スパイク」の予防や解消は意外とカンタン!

NHKでは、検査を実施し、
「血糖値スパイク」の予防や解消に
以下のようなことを推奨しています。

〇食べる順番
  野菜→肉・魚→ごはん・パン

朝ご飯をちゃんと食べる
  朝ご飯抜きにすると、昼食後の上昇が
  より大きくなる。

食後すぐの「ちょこちょこ動き」
  食後は休まずに散歩程度の動きをすると
  上がった血糖値が早めに下がる。

自分は、喘息持ちで食後に息苦しさが出るので
あまり動かずじっとしていましたが、
かえって少し動いた方が良さそうです。

今は大丈夫でも、遺伝的に糖尿病のリスクも
高そうですので、多分「血糖値スパイク」の
危険領域に入っていると思います。

血糖値を計る機器も販売されていますし、
近いうちに計ってみようと思っています。

全国で1400万人に可能性ありということですので
多くの方が気をつけて行けば
健康寿命が延び、医療費削減にもなります。

食べ物や食べ方には十分注意して
健康を目指していきましょう!




     

      
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2 件のコメント:

おむすびコロリン さんのコメント...

「医食同源」
これからはバランスよく美味しい食事を
食べ方を意識して病気の予防と平癒に心が
けたいと痛感しました。

今夜は酢の物に「味ご飯と肉豆腐」を腹八分目でゆっくり
時間をかけていただきたいと思います。

すみれ さんのコメント...

おむすびコロリンさん

体に良さそうな夕食ですね!
奥様もよく考えて作られていますね。(と想像)

私も医食同源を考えて食事をしていきたいものです。