2016年12月30日金曜日

「申酉(さるとり)騒ぐ」

2016年は何かと騒がしい1年でしたね。

今年は政治も経済も世界中が
目まぐるしく動きました。

特に、イギリスのEU離脱や
アメリカ大統領選でのトランプ氏の勝利など
予想を覆すニュースが印象に残っています。

日本では熊本地震が大きな災害でした。
都知事選も興味深かったし、
リオ・オリンピックでの日本選手の活躍は見事でした。

相場の格言に、
「申酉(さるとり)騒ぐ」というものがあります。

「申酉騒ぐ」とは干支にちなんだ株式相場の格言で、

申年と酉年は株価の上下が激しく
値動きの荒い年になるということを意味しています。
          
全文は下記の通りです。


「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、
未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、
戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、
子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、
寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」 野村証券の証券用語解説集より)



2016年は日経平均株価が20,000円を超すと
期待されていたのですが、
新年から予想に反し大暴落・・・

中国の経済不安を引き金に
世界中の金融不安から円高が進み、
日経も16,000円を割ってしまいました。

その後も、イギリスのEU離脱や
日銀のマイナス金利政策、
アメリカの利上げ据え置きなどで
なかなか株価は上昇せず
一般投資家だけでなく
年金の運用をしている機関GPIFも
膨大な含み損を抱えてしまいました。

ところが、11月のアメリカ大統領選で
トランプ氏が選ばれると反転。
円安になり株価もグングン上がりました。

トランプラリーで20,000円近くまで
何とか戻ってきた相場ですが、
ただ、このラリーがいつまで続くことか・・・

年末に来て、やや日経も下がり気味です。

本日は大納会。
日経平均株価終値は19,114円でした。

現在、中国の元がドルに対して暴落しているようです。
新年相場に対して不安材料ですね。

大波乱だった申年が終わろうとしています。

「申酉騒ぐ」という格言が当たるとしたら
来年の酉年も荒れるのでしょうか・・・

トランプさんがどんな政策を打ち出してくるか、
何を言い出すかによって
世界中が振り回されるかもしれません。

また、中国経済や北朝鮮、韓国の政治不安、
ヨーロッパ諸国の動向、中東の争いなど・・・
不安要素を挙げたらキリがありません。

でも、何とか2017年は落ち着いた年になって欲しいです。
どうか、酉が騒ぎませんように・・・



     

      
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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

一年前は日経平均2万を楽々超えて…
オリンピックに向けて景気も絶好と思いましたが・・・

やっぱり申年の本領発揮の1年になりましたね。
オリンピックもなんだか盛り下がりムードだし(´;ω;`)

年末からの意外な上げ潮の継続に期待したいです。

すみれ さんのコメント...

匿名さん

コメントありがとうございます。
年末の勢いをそのまま新年に持ち越して、相場が上昇、安定してほしいですね。