2017年2月4日土曜日

両親のダブル要介護という現実

母親が短期間で要介護5に
父親も要介護3・・・(;O;)

昨年の11月までは歩いていた母(80歳)が
12月後半から急に寝たきりになりました
介護度が一番高い要介護5です。

それまでも骨粗鬆症で腰痛が強くなっていましたが、
転んで大腿骨頸部などにも圧迫骨折がきたようで
強い痛みと全身のむくみで動けなくなりました。

その後はベッドで同じ方向を向いて寝てるしか
痛みを取ることができず寝たきりに。
寝る方向を変えると、痛みと不整脈が出てしまうのです。

医師から入院をすすめられましたが
元来のわがままな性格で、「絶対にイヤ!」と拒否。

仕方なく在宅介護をすることに・・・
ベッドに座ることもできないので寝たまま。
おむつ交換や食事介助だけでも大変です。

そして、同じ方向を向いて寝ているため
床ずれからひどい褥瘡(じょくそう)ができてしまい、
毎日、看護師さんが訪問して
手当てしてもらっています。

褥瘡からバイ菌が入ったら敗血症で
生命の危機になります。

また、寝た状態でいるため
廃用症候群、つまり心肺機能や筋力が衰え
どんどん弱くなってしまう状況になりました。

血中酸素濃度が80%台になったので
現在は24時間酸素吸入です。

2ヶ月前まで憎まれ愚痴をたたいていた母が、
もう別人のように弱ってしまいました。

遠距離なので私が毎日通うことは無理なので、
ケアマネージャーさん、訪問介護ヘルパーさんや
訪問看護師さん、訪問医師の協力を得て
連携プレーをしています。

父親も要介護3なのでこちらも手がかかります。
軽い認知症と常時おむつ状態。
左手足の麻痺と重い糖尿病も。
父は週2日ディサービスに通っています。

要介護5と要介護3の両親の在宅介護は想像以上で・・・
介護費や医療費もかなりかかります。

父親は90歳ですが介護費用は2割負担です。
だから、医療費(訪問医師+薬)と合わせると
父親だけでも半端ない額が請求されます。
そして、ディサービス代も・・・
2人分のおむつ代もかなりの費用になっています。

家の中へは、介護、医療、弁当屋などの人が
入れ代わり立ち代わり出入りしている状態です。
両親とも監視能力がないので
セキュリティなどあったものではありません。

本当は親が病院やホームに入ってくれると
子どもは本当に助かるのですが、
「家がいい。」と言って全く聞かないので
仕方がないとしか言いようがありません。
入居を嫌がる人をホームは受け入れてくれませんし。

誰でも自宅で最期を迎えたいのでしょうが、
周りの迷惑をもっと考えてほしい。

でも、もう周りのことを考える能力が
消滅してしまったのですね。
子どもに戻るという感じ。

私はこのように要介護状態になったら
頭が正常なうちに
子どもに迷惑をかけないように
どこかの施設に入ろうと思っています。
もしくは消えるか・・・

先週から膝が痛くなり整形外科に行ってきました。
変形性ひざ関節症の初期ということで
ヒアルロン酸の注射を打ってもらいました。

明日日曜日は、ヘルパーさんが休みなので
私が1時間半かけて実家に行き、
早朝から晩まで1日中介護の日です。
この手のかかる両親の食事やおむつ交換、
おもらしした服やシーツの洗濯、掃除
猫までいるのでそいつの世話・・・

喘息持ちでひざ痛を抱えながら頑張ってきます。

このブログを見ている高齢者の皆さま。

最近は、在宅介護が盛んに言われていますが、
親が頑固にホーム入居を拒むと
子どもとその配偶者は本当に辛い目にあいます。

子どもの仕事や家庭にも支障が出ますし、
できる限り子どもに負担をかけないような
親になってください。

とはいうものの、ホーム入居すらままならない
ご時世になってきました。
特養は待ち状態でなかなか入れませんし、
老人ホームは高額・・・
在宅介護しかない場合も多いですね。

う~ん、これからの高齢者は
どこに行けばいいのでしょうか・・・
誰に介護をしてもらえばいいのでしょうか?





     

      
                                                                          にほんブログ村 その他日記ブログ 日々の気になることへ     人気ブログランキング  
 にほんブログ村

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

[
「生老病死」は人によって様々ですね。
 
 みっともない生き方は、人に迷惑をかけた分
 惨めに老いて病気になり、周りに不満をぶつけ
 ながら長患いをして、最期の時を迎えるのでしょうか?

 私も還暦を過ぎて残された時間を「感謝」の
 気持ちをいつも意識して人と接して生きたいです。
 
 昨年末に入院・手術をしたこともあって・・・
 両親や家族・仲間のおかげで「いい人生」を送れて
 これたと思えるようになりました。

 
 
 

自由人 さんのコメント...

こんにちは…自由人です。

すみれママは偉いですね。
ほんとにいい「できた娘」じゃ。。
ワシもそんな娘がほしい(笑)

まだまだ寒い日が続きますので、体調に気をつけ
自分の時間も大事にしてくださいね。

神田ももたろう さんのコメント...

現在はそんな状態なのですね・・・

私もそれなりの年になって、親の介護の
話を友人とちらほらするようになって
きました。今はまだ元気すぎるほど
元気な父ですが、やはり以前よりは弱った
かなという気もします。

長生きというのは決して良いことばかりでは
ないんですよね。

すみれ さんのコメント...

自由人さん

あたたかい言葉をありがとうございます。
お嫁さんより実の娘がいいと親は言います。
それは正しいのですが、やはりたまには手伝ってほしいとは思います。
全く手伝ってくれないので・・・
まあ、母のせいでもありますが。
世の中で、お嫁さんが義理の両親の介護をしている方は偉いなあと思います。

すみれ さんのコメント...

神田ももたろうさん

今、「90歳何がめでたい」とかいう本が売れているそうです。
健康で長生きならばいいのですが、
多くの高齢者はどこかにガタがきますので
他人のお世話が必要になります。
なるべく健康年齢を保てるようにしないといけませんね。

親の強い希望での在宅介護・看護は想像以上に大変です。
自分(母親)は、親を9年間も施設に亡くなるまで預けていたのに・・・
私には在宅で看ろなんて、虫が良すぎると思う。

今は修行だと思ってやっています。