2017年3月29日水曜日

人の話をちゃんと聴ける人

他人の話をちゃんと聴くことができますか?

自分も含めてですが、
人の話をきちんと聴くことは意外と難しいです。

「聞く」ことはできても「聴く」ことは難しい。

人に自分のことを話すと一応は聞いてくれますが、
ちゃんと聞いてないことも多く
期待した反応が来ないことがよくあります。

反対に、私も、
人の話を聞いている時に聞き流してしまったり
自分のことに置き換えてしまい、
本当の意味でその人の言いたいことや
気持ちを理解できないと思うこともよくあります。

その人の気持ちになって聴ける人は
そんなに多くはないように感じています。

職業柄、心理カウンセラーは
「傾聴」ができますね。
でも、料金が発生します。

たまに、人の話をしっかり聴ける人に会うと
感動すら覚えるようになりました。

私は育っていく過程で
母親に何か話すと、まず否定されるか
自分の話に持っていかれていました。

「私は・・・」といつも「I(私)」で話す母に対し
憤りを感じることが多かったです。

親からほめられたり「共感」された経験が少なく、
自分が好きになれない大人になってしまいました。

だから、他人に自分をわかってもらいたいという
願望はありますが、ほとんど期待はしていないです。

先日、介護が大変という話をしたら、
とてもよく聴いて共感してくださる女性に会いました。
ご主人さまがガンで亡くなられた後なのに、
ご自分のことはあまり語らず・・・

そういう人に会うと、辛い時は救われますね。

私も人の言葉には耳を傾け
その人の気持ちを受け止められるような人に
なれたらいいなと思いました。

人間は、誰かに「共感」された時に
安心感や存在価値を感じるように思います。

しかし、これを利用した「詐欺」も横行しています。
親切を装い金銭を狙う・・・

お金を介する人間関係では
安易に人を信用することは危険ですね。

最近はメディアで
「忖度(そんたく)」という言葉が飛び交っています。
人の心中を思い計ることだそうです。

忖度することは時には必要ですが、
利権や立場が絡む「忖度」は
本当の思いやりとは言えないのではないでしょうか。

人間関係はいろいろと難しいです。




     

      
                                                                          にほんブログ村 その他日記ブログ 日々の気になることへ     人気ブログランキング  
 にほんブログ村

2017年3月22日水曜日

介護のキーパーソンは・・・

介護において慎重に選ぶ必要があるのは

それは、ケアマネさんです。

ケアマネ=ケアマネージャー
介護支援専門員
介護保険制度においてケアマネジメントを
実施する有資格者のこと。
要支援・要介護認定者およびその家族からの相談を受け、
介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、
他の介護サービス事業者との連絡、調整等を行う。

在宅でも施設でも
介護事業所はケアマネさんのプランにのっとって
介護を実施します。

要介護者や家族の意向に沿いながら
介護保険を利用し、より適切な介護プランを
立ててくれます。

ケアマネさんなくして介護は成り立たない
といっても過言ではありません。

このケアマネさんは、介護職経験5年以上、
または看護など医療経験者など
現場経験を経た人が試験を受けることができます。
国家資格ではありません。

最近は人気の職業になってきたので、
合格率15%前後の県もあるくらい
難関になってきたようです。

このケアマネさんは
利用者が選ぶことができます。

地域包括センターに問い合わせれば
近くのケアマネさんを紹介してくれます。

ほとんどのケアマネさんは
利用者に寄り添ったケアプランを立ててくれますが、
この選択を間違えると困ったことになります。

ケアプラン作成すると人数分の作成料がもらえるため、
多人数の利用者を抱えるケアマネさんも多いです。

するとフットワークも重くなり
なかなかこちらの要望が叶えてもらえなかったりします。

中には、特定の事業所を儲けさせるための
事業所選択やプラン作成をするケアマネもいます。

介護保険に詳しくない高齢者やその家族は
文句も言わない「お客さん」です。
特に、年金額の多いお客は上客・・・

ぼーっとしてたり、全てお任せにしてると
知らないうちに事業所の思うつぼになってしまい
高額な介護費を請求されてしまいます。

うちも1月分の請求額が半端なかった。

うちは利用者が認知症や寝たきりで、
家族が遠方の上、病気や手術で
動けなかった状況だったので、
まさに「思うつぼ」でした。

介護保険上限額を大きく上回ったプランを立てられ、
認知症の父親にサインと押印をさせました。

特定の事業所が儲かるようなプランだったのです。

ケアマネさんとつるんでいた可能性も大です。

請求書の明細もいい加減だったので
慌てて市役所介護保険課に相談に行きました。

そして、ケアマネさんを替えてもらうようにしました。

このように、ケアマネさんの良し悪しで
介護の質や料金が大きく変わります。

これからの超高齢化社会において
介護士やヘルパーさんなどの
労働力不足も顕著になり、
介護事業所の倒産も増えています。
なかなか思うような介護ができなくなっていくでしょう。

年金の少ない高齢者は
介護難民になる可能性も出てきます。

今後は、
良いケアマネさんと介護事業所を選択することが
超高齢化社会を生き抜いていく
重要なポイントになると思います。





     

      
                                                                          にほんブログ村 その他日記ブログ 日々の気になることへ     人気ブログランキング  
 にほんブログ村

2017年3月18日土曜日

銀行の冷たい窓口対応に勝利!

窓口対応があまりにも不親切なので

寝たきりの母親の年金通帳から
かさむ介護費や医療費を捻出することにしました。

暗証番号を聞いて銀行に引き出しに行きました。
しかし、「番号が違います。」となってしまい・・・

ずっと使用していなかったキャッシュカードなので
母は暗証番号を忘れてしまったようです。

適当に番号を入れてみましたがダメでした。

窓口で、暗証番号の変更を申し出ましたが、
本人が来ないと駄目だそうです。

でも、本人が寝たきりで来られないことを言うと、
「それは難しいですね。」と断られました。

「車椅子にも座れないくらい重症の寝たきりで
銀行に来られない場合は
病床まで本人確認に来ていただけると
聞いたことがありますが・・・
銀行からすぐ近くの家ですので
手続きできませんか?」

そしたら、男の人が出てきて、
「それはできません。申し訳ありません。」

「では、全く預金が引き出せないのですか?」

「仕方がないですね。」

このようにことごとく拒否されました。

でも、本人が生きているのに
預金が引き出せないなんて
おかしいと思い・・・

いろいろ調べてたどり着いたのが
金融庁の「金融サービス利用者相談室」でした。

銀行の上に立つ金融庁に相談したら、
ものすごく丁寧に対応していただけびっくり。
おまけに、
「お母さま、お大事になさってくださいね。」
とまで言われ感激しました。

その後、その某メガバンクの本部に
連絡するよう金融庁が案内してくれました。

そのメガバンク本部も金融庁からなのか
ご丁寧な対応で、話を聞いてくれて、
その冷酷な支店に連絡してくれました。

そしたら・・・

すぐに支店から電話がかかってきて、
「明日、伺わせていただきます。」ですと。

あれ?
さっきまでダメだって言ってた人じゃん。

この変わりようにびっくりしてしまいました。

上から言われるとすぐ動くのですね!

そして、1週間後新しいキャッシュカードが届き
預金を引き出すことができました。

めでたし、めでたし。

今回の件で学んだこと。

困った時は、まず、調べる。

そして、客観的立場で判断でき、
かつ権力を持つ所に相談するのが
一番だと思いました。

でも、今回はめでたしでしたが
もしそうした権力が信用できない場合は
どうしたらいいのでしょうか・・・

世の中いろいろと難しいことが多いですね。



     

      
                                                                          にほんブログ村 その他日記ブログ 日々の気になることへ     人気ブログランキング  
 にほんブログ村

2017年3月8日水曜日

在宅介護は本当にしんどいです。

夜中に起こされるので眠くて仕方がない

週4日(日月、木金)と泊りで
両親の介護に行っていると
本当に忙しくてなかなか休んでいる暇がありません。

全く寝たきり(要介護5)の母と
認知症や麻痺のある父(要介護3)の介護は
想像以上に大変です。

自分も体調が万全でなく、
夫も心臓の手術をしたので、
1月は全て訪問ヘルパーさんにお願いしたら
とんでもない金額の請求が来てしまい・・・
(父は2割負担なので余計)

食事やおむつ交換の関係で、
朝昼晩3回の介護が最低必要なわけです。

毎日看護師さんや医師(週2回)が訪問するし、
弁当を頼んでいるので
おむつ代、生活費なども含める
マジやばい費用になってしまいました。

なので、介護費を節約すべく
私だけが介護に入ることに。
(弟は仕事だし、お嫁さんは母を嫌っているため
何も手伝ってくれません。)

片道1時間半の遠距離ですので
これだけでも大変です。

このようになったのも、
母親のわがままにあります。

母の状態がかなり悪いので
入院するように手配したら
当日に入院を強力に拒否。
移動させようとすると
わめくはひっかくはつねるは・・・
結局、入院は見送り。
準備した周りの人たちに大迷惑をかけました。

父親もショートスティなどの施設入居を拒否。
「家がいい。」の一点張り。
無理やり入居させたら、
多分、施設内で「帰る」と怒り出すと」思います。
今までも何回か入院先やショートスティで
「監禁するな。ここから出せ!」と
怒鳴り散らしました。
即、退去でした。
普段は大人しい父なのですが。

両親ふたりともの入院・入居拒否により、
実家が病院と介護施設のようになって
しまいました。

毎日、介護・医療、猫のエサやり係(自費)など
いろいろな人が出入りし、
訳が分からなくなる状態。
セキュリティなどない状況です。

どちらかの親が入院や入居をしてくれたら
どんなに助かったことでしょう。
どうして子供の立場に立って
考えられないのでしょう。

母には自己愛が相当に強い
パーソナリティ障害が若い頃からありました。
自分が全て正しと信じて疑わない性格。
良くないことは全て周りのせい。
あの、石原元都知事みたいな
偉そうな雰囲気がありました。

そういう性格が高齢者になると強く出るのでしょう。
自宅看護・介護がどれほど大変かが
全く分からないのです。
子どもがやればいいと信じて疑わない。

祖母(母の母)は亡くなるまで9年間も
施設に入れっぱなしにされていました。
母親はそれを介護と称して、「母を看ました。」と
周りに吹聴していました。

自分の親は平気で施設に入れても
自分は「絶対に嫌!」ですから。

誰でも自宅がいいに決まっていますが、
動けなくなった時は
やはり周りに極力迷惑をかけない方法を
考えてもらいたいです。
自宅介護できる家族が多いなら別ですが・・・

私は喘息で息を切らしながら
寝たきりの母親に食べやすくして食事をさせたり
おむつ交換、陰洗(陰部の洗浄)、
入れ歯洗いなど究極の介護行為を
頑張ってやっています。

夜中にも起こされます。
だから、よく寝られないし・・・

訪問医師が私の体を心配してくれています。

いつか報われる日が来るといいのですが・・・

いろいろとぼやきましたが、
あまりにも大変なのでお許しくださいね。




     

      
                                                                          にほんブログ村 その他日記ブログ 日々の気になることへ     人気ブログランキング  
 にほんブログ村