2018年6月6日水曜日

竹かんむりの理由

山田耕筰の「筰」の意味

山田耕筰は、
「赤とんぼ」「この道」「砂山」など
数々の名曲を生み出した作曲家です。

2018年6月9日で、生誕132年になります。
彼は、79歳で亡くなりました。
(1886~1965年)

山田耕筰は、
「日本近代音楽の父」と言われ、
数えきれないほどの曲を残しました。

歌曲、童謡が良く知られていますが、
交響曲や室内楽曲、ピアノ曲、映画音楽・・・
さらには、軍歌もたくさんあります。

あまり知られていないですが、
小学校から大学までの校歌は
何百曲もあり、驚くほどの曲数です。

この山田耕筰さんですが、
1930年(44歳)までは、
「耕作」を名乗っていました。

その名前に竹かんむりを付けて
「耕筰」にしたのには
2つ理由があるそうです。

1つは、
「山田耕作」という同姓同名がたくさん存在し、
仕事をする上で不都合が生じたこと。

2つめは、
耕作の頭髪がだんだん薄くなり、
指揮をする時、後頭部の髪が乱れて
見苦しいとの指摘を受け、
かつらを勧められたことです。

でも、かつらには抵抗があり、
丸坊主にしました。

しかし、その丸坊主も気に入らないので、
名前に「ケケ(毛毛)」(竹かんむり)を付け、
「筰」にしたのだとエッセイに書かれています。
「竹かんむりの由来」
(『山田耕筰著作全集 3』岩波書店に所収 1948年)より

その後、再婚を期に、
戸籍まで「山田耕筰」にしたそうです。

なかなかユニークな人ですね。
このエピソードを知って
彼の曲を聴くのも面白いかも。

話は変わって・・・
あの人気アニメの「島 耕作」シリーズ。

モテモテの「課長 島耕作」は、
35年を経て、
「会長」まで出世したようです。
もう、70歳なのですね。

彼には、髪の毛がふさふさなので、
「耕作」に
「竹かんむり」は必要なさそうです。(^^;)





     

      
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2 件のコメント:

MICHIKAZE さんのコメント...

還暦を過ぎてから白髪が目立つようになりました。
ま、禿よりはいいかも・・・
竹冠の必要はなさそうです。( ´艸`)

すみれ さんのコメント...

MICHIKAZEさん

男性の白髪もいいものですよ。
70歳越えて真黒に染めるのも何だか不自然ですし。