国策が介護者を追い詰める・・・
最近、
在宅介護を推奨するニュースが
頻繁に流れてきています。
さらには、
70歳からの年金受給も
推奨しようとする勢いです。
昨日も、
「親が認知症になる前に
・どのような介護を
・どこで
・誰にしてほしいか
を、事前に話あっておきましょう。」
という番組を放送していました。
嫁による在宅介護が
美談のように扱われていました。
私たちの親世代(80代くらい)は、
多くの高齢者が
「自分の家で死にたい」
「子供やお嫁さんに介護してもらいたい」
と言うでしょう。
反対に、在宅ではなく
老人ホームを希望する親であっても、
現実的に、多くの有料老人ホームは高額で、
入れるのはお金に余裕のある人です。
単身ならまだ大丈夫でも、
両親2人一緒の入居の場合は
かなりの料金になります。
特別養護老人ホームは要介護3以上が条件で、
入居待ちがかなり多いようです。
100人待ちなどザラでしょう。
そして、国は、要介護認定を
さらに厳しくしてきています。
かなり介護度が高くないと
特養には入れないのです。
ホームに入れたくても無理で、
仕方なく在宅介護を強いられる
子供世代(50代~)が多く存在します。
私の母親も例外なく
「家で死にたい」と強く主張し、
入院が必要な状態でも
強力に拒否しました。
父親はデーサービスには
行ってくれましたが、
ショートスティは拒否でした。
もう、8年間ほどおむつ状態ですので、
私ができる時は、
ずっと介護してきました。
本人が認知症でない限り、
本人の意思を無視して
老人ホームに入れることは
なかなかできませんでした。
で、結局、母が倒れて
寝たきりになってから半年間、
恐怖の在宅介護が始まりました。
遠距離なので仕事もできず、
介護にかかりきり。
医師や訪問看護師さん、
またヘルパーさんも来ましたが、
結局、私が実家に通う時間帯は、
おむつ替え、食事など
ほとんどのことをしなければならず、
とんでもなく大変でした。
寝たきりでも
排尿、排便はしますので
実際これが大変でした。
重い体を持ち上げ
おむつを替えます。
その際に、日に一度は
「陰洗」といって
陰部を洗って拭くのです。
常時おむつで認知症の父親も
同時のダブル介護でしたから、
夜も呼ばれて
寝られない日々が続き・・・
在宅介護でも
2人分となると
医療費、生活費(光熱費が特に)
介護費(ヘルパーやデーサービス・おむつ代等)、
年金なんてすぐに飛んでしまい
かなり持ち出しでした。
私も持病があるため
心身ともに限界の状態でした。
ある日、2人が同時に
便を漏らした時はキレましたね。
2人を刺して、
自分も死のうという衝動に
かられました。
抗不安剤を飲んで
何とか抑えましたが・・・
これからも
在宅介護が増えていくと思います。
国の財政難が
医療、介護に追い打ちをかけ、
また、介護士不足も言われる中、
なるべく家族に介護させたい
国の思惑が見えてきます。
介護離職、介護難民、
介護破産・・・
団塊世代が80代になる頃には、
とんでもない介護難の時代が
襲ってくるでしょう。
介護される側もだけど
介護する側も助けてほしいです。
認知症になる前に決めておいて、
「自らが苦痛なく死ねる自由」
いわゆる「安楽死」も
決められるような
法律ができないかなぁ。
子供に迷惑をかける前に、
死にたい時に死ねる自由。
「ただし、苦痛なくね。」
認知症高齢者などの在宅介護という
とんでもなく大変なことを
国は平気で家族に押し付けようと
してきています。
そのくらい、国の財政も
切羽詰まってきているのでしょうね。
さあ、これから
親の介護が迫っている人、
よく考えてくださいね。
でも、
介護離職はおすすめできませんから。
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4 件のコメント:
介護の大変さは漠然と分かっていても、
やはり実体験を実際に聞くと、大変さを
本当に痛感できます。そして、それは私も
いずれ通る道…
これからどんどん高齢化に拍車がかかっ
てくると、安楽死に関しての議論もその
うち出てくるのでしょうね。
生老病死は人生の必然!
一人でお気楽に生きることがいいのかも!?
神田ももたろうさん
小室哲哉さんも奥さんの介護で相当参っていたようですね。
文春もいい加減にせ~よという感じです。
でも、KEIKOさんは認知機能に多少問題があるとしても、
まだ動けるし、多分トイレも自分で行けるでしょう。
歩行や排せつが困難になった時から、
または、ひどい認知症の徘徊、妄想、変態的な行動など、
周辺症状が現れた時からが、本当の介護の地獄が始まります。
そして・・・これらは自分も行く道です。
できれは、認知症にならずぽっくりと逝きたいものです。
自由に生きて自由に死ぬためには、最期まで健康でいるか
病気と仲良く付き合うことが絶対条件です。
寝たきりで生きるのは耐えられません。
まずは禁煙しましょうか✌
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