2016年9月10日土曜日

パラリンピック走り幅跳びで知ったこと

リオ・パラリンピックの女子走り幅跳びで感じたこと


陸上走り幅跳び、美しい跳躍をみせる佐藤真海選手=ロンドンパラリンピック

今までパラリンピックを
ちゃんと見たことがありませんでした。

昨夜遅く、女子走り幅跳びを中継していたので
何気に見ていたのですが、これがなかなか
興味深い試合でした。

昨夜の走り幅跳びの試合は、
片足のひざから下が切断か欠損障害の
女子の試合でした。

ほとんどが切断障害でしたが、
中には生まれつき片足がない女性も。
彼女は片手も欠損していました。

切断や欠損障害の選手は
事故や病気など多くの心身の痛みや困難を
乗り越えてここまで来られました。
凄いとしか言いようがありません。
よく頑張られてきたと尊敬します。

今回、初めて知ったのですが、
走り幅跳びの踏切足は多くが義足の方なのですね。
昨夜の試合では全員が義足で踏み切っていました。

私は、義足ではなく健常側の足で
競技をするのが普通だと思っていたので
かなり衝撃的でした。

義足の足で踏み切るのって
負担が大きすぎると思えるのですが、
義足の方が距離が伸びるからなのでしょうか?

それとも、かえって義足の方が楽だから
という理由なのでしょうか?

2020東京五輪の最終プレゼンテーションをした
佐藤真海選手は、以前は健足側での踏切でしたが、
距離を伸ばすためにロンドン・パラリンピックでは
義足側に変更したそうです。

見ていて感じたのは、
義足の性能が結果に大きく関連している
のではないかということです。

義足の規定が決まっているそうなので
大きく性能の差はないと思われますが、
やはり、微妙な部分でより遠くに飛べる
研究は行われていると思います。

もちろん、性能だけでは記録が伸びないので、
トレーニングで体を鍛え上げることが
一番必要なのは確かです。

でも、義足に凄いバネや装置をつけちゃえば
より遠くまで飛べるわけで・・・

昨夜の試合も素晴らしい試合でしたが、
このあたりが、どこか腑に落ちない部分でした。
このように感じるのは私だけでしょうか?



ドイツのマルクス・レーム選手が
健常者の記録を超えた問題

走り幅跳びのロンドンパラリンピック金メダリストである
ドイツのマルクス・レーム選手は、
2014年のドイツ大会で健常者を破り1位になりました。
しかし、次のヨーロッパ大会には派遣されませんでした。

義足の跳躍力が健常者より有利に働いているのでは
ないかという疑問が持ち上がり、
陸上連盟が認めなかったということです。

今回のリオ・オリンピックも
健常者選手と戦えるレベルでしたが、
国際陸上連盟が
「義足が跳躍に有利に働いていないかを
  科学的に証明せよ」
と要請し、一応データを提出しましたが、
結果不十分として出場許可を保留され、
結局、リオ・オリンピック出場を辞退しています。

健常者より結果が良くない時は
オリンピック出場も可能だったかもしれませんが、
いざ、その結果が伸びてくると
義足の効果を疑われる・・・

ロシアは、ドーピング問題で出場できなくなり、
自国で大会を開催しているようです。

パラリンピックは障害の種類や差も大きく、
義足や車いすなど
道具や科学の力を借りる部分も大きく、
なかなか公平性を保つことが難しい競技が
多いのではと感じています。
とにかく、お金がなければできないですよね。

リオ・パラリンピックは、9月16日の閉会式まで
いろいろな競技が行われますので、
時間のある限り見ていきたいと思っています。

最近では、障害者の方たちのメディアでの
扱い方などに賛否が注目されています。

「感動ポルノ」などという言葉がNHKの番組
「バリバラ」から発信されました。

7月には、重度障害者への
悲惨な殺害事件もあり世間が驚愕しました。

障害のある人たちと健常者が
どのように理解し合い共存して
生きていける社会が実現できるのか・・・

最近は、大きな問題提起や論争が
持ち上がっていますので、
私もいろいろな視点から
考えていきたいと思っています。



     

      
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2 件のコメント:

神田ももたろう さんのコメント...

いろいろ意見はあると思いますが、
やはり義足での通常オリンピックは無理でしょうね。
健常者ですら、厳しい規定(ウェア等)を守って
出ているわけですし。

ただ、パラリンピック、観たことはなかったので
動画で調べて観てみました。凄いのですね~
義足とはいえ、ここまで凄いのかと思えました。

mama sumire さんのコメント...

神田ももたろうさん

義足の性能もかなり上がってきていると思うので、将来
走り幅跳びで10メートルなんて夢ではないかもしれませんね。

パラリンピックもなかなか面白い競技がありそうですね。