2016年7月12日火曜日

ボケたくない人必見!MCIが知らないうちに進行。

軽度認知症(MCI)について知っていますか?


いらすとやさんからいただきました

最近注目されている認知症予防として
軽度認知症(MCI)の予防・早期発見があります。

中高年の皆さん、
MCIって聞いたことがありますか?

このMCIとは、認知症の前段階、つまり
健常と認知症の間のグレゾーンに位置します。
認知機能の一部に問題が生じているけれど
日常生活には支障がないレベルです。

MCIを放置しておくと認知機能が低下していき、
5年間でその50%は認知症に移行します。
本物の認知症になったら、元に戻すことは困難です。

2025年には厚労省によると
認知症患者が700万人を超えると推計しています。

しかし、MCIのレベルならば
適切な治療やリハビリ、脳への刺激などで
現状維持もしくは回復が見込めます。
認知症で周りに迷惑をかける不安が減ります。

そういう意味で、MCIの予防や早期発見は
非常に大切なものと理解されるようになってきました。

軽度認知症(MCI)の定義としては、
1.記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない
  記憶障害が存在する
5.認知症ではない

以上の項目だと、多くの中高年に思い当りますよね。

人の名前が出てこない
〇〇をどこにしまったか忘れた
昨夜何を食べたか思い出せない
約束をうっかり忘れてしまった・・・などなど

かなり「あるある」ですが、これらの多くは
単なる物忘れであり、認知症とは言えないものです。

認知症とは、「約束をしたこと」「〇〇をしまったこと」など
そのこと自体を覚えていないことです。
「食べたこと」を覚えていなくて「ご飯まだ?」は
よく聞く話です。
「何を食べたか忘れた」のではなく
「食べたこと自体を忘れた」となると要注意。


軽度認知症(MCI)の診断・チェック

一番手っ取り早いMCIのチェックには
業者による電話診断があります。
10分くらいでMCI早期発見テスト「あたまの健康チェック」
してくれます。
3,500円くらいかかりますが、97%の正確性だそうです。
これについては私は関係していませんので
ネットで検索してみてください。(「認知症ねっと」など)

他には、病院などでの血液検査などいろいろあります。
認知症ではなく他にも認知機能が低下する病気が
いろいろありますから、気になったら
かかりつけの先生にご相談ください。

そして、有名な「長谷川式認知症テスト」です。
介護認定時など認知症の簡易検査でよく用いられます。
軽度のMCIを発見することも可能です。

1、あなたは何歳ですか?

2、今日は何年何月何日何曜日ですか?

3、今どこにいますか?

4、3つの言葉を覚えてください→後ほどまた聞く
   桜・猫・電車・・・

5、100から順番に7を引いていください。
   100→ 93→ 86・・・

6、この数字を逆に言ってください。
   682    3529

7、先ほど覚えた3つの言葉を言ってください。
   思い出せましたか?

8、今から見せるものを覚えてください。→隠す
   時計、くし、はさみ、たばこ、ペン
   少し時間が経ってから、「何がありましたか?」

9、知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。

以上のようなテストです。
点数化できますので、以下のページにて
どなたかにお願いしてテストしてみてください。
 
 長谷川式認知症・MCIテスト(認知症ねっとより)

30点満点で20点以下の時
認知症の可能性が高いと判断されます。
軽度認知症は、19点くらいです。
それ以下だと、中程度以上の認知症のようです。

20点以下の方は、すぐに病院で検査をしてください。

私の父もそうですが、周りにいる認知症の方は
自分が認知症だと理解できないのです。

車の運転もまだできると信じて運転しようとします。
仕事に行くつもりで外出していまいます。
入院やショートステイでも、帰宅の準備をして
「帰る」と言って聞かない父・・・

本人は自分がおかしなことをしているとは
全く思わないので周りが振り回されます。

自分がもしそうなったら・・・

なりたくないですよね。

だから、少しでも気になったら、MCIを思い出し
検査を受けてくださいね。
自分で理解できる段階ならば、回復も可能です。

今後莫大に増える認知症に対し、
社会や家族に少しでも迷惑をかけないような
心構えが大切だと感じる今日この頃です。

あ、書き忘れました。
認知症にはいろいろな種類がありますが、
その中でアルツハイマー型認知症が多く
主に65歳以上の高齢者が対象になります。

64歳以下の認知症は若年性アルツハイマーなど
若年性認知症と言い、男性にやや多く見られます。
平均51歳ころの発症が多く、全国で4万人くらい。
高齢者よりも進行がはやく、仕事など日常生活に
支障をきたし予後が心配になります。
若いですが、介護保険の対象となります。
こちらも早期発見が必須ですね。





     

      
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2 件のコメント:

神田ももたろう さんのコメント...

今回の記事を読んで、どきっと
してしまいました。

私も時々、昔より物の名前が最近出て
こなくて嫁から突っ込まれてます(;^ω^)

筋トレ等とは違って、なかなか鍛えられる
ものでもなく、戦々恐々としてます。
一応は、頭に効果のある食品やサプリ等、
取ったりはしたりはしてるんですけどねぇ…

すみれ さんのコメント...

神田ももたろうさん

ももたろうさんは大丈夫でしょう(^^)
まだ若いし、スポーツやってるし・・・
私は危ないっす。
薬を飲んだか忘れちゃうし・・・
ブログで変なこと書き始めたら指摘してくださいね(^^;)