最近、「クール・ジャパン」という言葉をよく聞きます。
初めて聞いた日本人(特に中高年)は
Coolは「冷たい」「涼しい」という訳が一般的なので、
「冷たい(涼しい)日本」って何?
という人が多いのでは?
以前、ある大学で「クール・ジャパン」について
公開講座があったので行ってみました。
2時間くらい教授さまが、これからの日本の戦略としての
クール・ジャパンの重要性を熱く語っていました。
ところがですね・・・
講義が終わって質問コーナーになった時、
高齢の男性が
「ところで、クールって『冷たい』という意味ですか?」
ありゃりゃ、全く理解しないで聴いていたのね。(^^;)
さんざん日本の良さを熱く(クールじゃなく)
講義した先生が最初にしなければいけなかったのは
「クール」の意味・定義を示すことでした。
私も、周りの参加者の多くがポカンとしてるので
途中で先生に教えてあげたい衝動に
かられましたが、最期まで言えず・・・
国の戦略として、経済産業省を中心に
「クール・ジャパン」を世界に向けて
推進しようとしているようですが、
国民の多くに伝わっていないようです。
この教授は、その研究に携わっているから
「クール・ジャパン」を当然皆が知っているという
前提で、当たり前のように連呼していましたが、
空回りでしたね。
前提で、当たり前のように連呼していましたが、
空回りでしたね。
「Cool」の意味は、普通は
「冷たい」「涼しい」「冷静な」「よそよそしい」などです。
ところが、英語「Cool」の俗語には
「素敵な」「素晴らしい」「いかす」「洗練された」
という意味もあり、
「クール・ジャパン」はこの俗語でアピールしています。
つまり、「かっこいい日本」という意味です。
「クール・ジャパン」を簡単に説明すると、
素晴らしい(かっこいい)日本独自の文化が
海外で評価を受けている現象、
またはその日本文化を指す言葉といえます。
秋葉原に代表されるようなマンガやアニメ、
渋谷・原宿のファッションなどの
ポップカルチャーを指していましたが、
さらには、食材や伝統工芸、家電など
ポップカルチャーを指していましたが、
さらには、食材や伝統工芸、家電など
広範囲にわたった文化を指すようになってきました。
私は、美しい日本の建造物や風景なども
クール・ジャパンと言えると思いますが・・・
最近では、リオ・オリンピックの閉会式での
日本のパフォーマンス。
良かったですね!
日本のパフォーマンス。
良かったですね!
全体の構成や演出はなかなかお洒落で
世界中の人々に、かっこいい日本を
アピールすることができました。
アピールすることができました。
それも、使い古された日本のイメージではなく、
世界で活躍する日本のアニメも登場し、
最新技術の映像やダンス、音楽の中に
強いメッセージ性も感じられ、
計算し尽くされた美がありました。
世界で活躍する日本のアニメも登場し、
最新技術の映像やダンス、音楽の中に
強いメッセージ性も感じられ、
計算し尽くされた美がありました。
私は、「君が代」の合唱アレンジに驚きました。
今までの君が代は、雅楽風の旋律に、
ドイツ人が付けた西洋の和声を組み合わせた伴奏で
斉唱(皆が同じ旋律を歌う)という形で歌われてきました。
学校教育で歌われている形式です。
ところが、閉会式の君が代は斬新でした。
三宅純さんという音楽家がアレンジされたそうですが、
少年少女?のアカペラ合唱で、あの複雑な和声が
まるで宇宙的・宗教的・神秘的に響きました。
有名なハンガリーの合唱のようにも聞こえました。
その不思議な和声の中に
君が代のメロディーが浮かびあがり、
途中溜息が出るように長い息継ぎを入れて・・・
素敵過ぎました。
MIKKOさんや椎名林檎さんのプロデュースも
女性パワーを見せつけましたね。
斬新でセンスの良い日本を世界に紹介できたこと、
これこそクール・ジャパンではないでしょうか?
東京オリンピックを見据えた日本の戦略としての
クール・ジャパンですが、観光立国として
外国人には少しずつ浸透していっているようです。
しかし、日本人にはいまひとつピンと来ない
「クール・ジャパン」。
日本の良さをまず日本人が知り、理解しなければ
世界への発信は一過性のものに
終わってしまうでしょう。
東京オリンピック後も、ずっと続くよう
国も継続して力を入れて行ってほしいと思います。
それにしても、「クール・ジャパン」という言葉。
本当に適切な表現なのでしょうか??
日本人にはピンと来ないですよね~(^^;)
少年少女?のアカペラ合唱で、あの複雑な和声が
まるで宇宙的・宗教的・神秘的に響きました。
有名なハンガリーの合唱のようにも聞こえました。
その不思議な和声の中に
君が代のメロディーが浮かびあがり、
途中溜息が出るように長い息継ぎを入れて・・・
素敵過ぎました。
MIKKOさんや椎名林檎さんのプロデュースも
女性パワーを見せつけましたね。
斬新でセンスの良い日本を世界に紹介できたこと、
これこそクール・ジャパンではないでしょうか?
東京オリンピックを見据えた日本の戦略としての
クール・ジャパンですが、観光立国として
外国人には少しずつ浸透していっているようです。
しかし、日本人にはいまひとつピンと来ない
「クール・ジャパン」。
日本の良さをまず日本人が知り、理解しなければ
世界への発信は一過性のものに
終わってしまうでしょう。
東京オリンピック後も、ずっと続くよう
国も継続して力を入れて行ってほしいと思います。
それにしても、「クール・ジャパン」という言葉。
本当に適切な表現なのでしょうか??
日本人にはピンと来ないですよね~(^^;)
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4 件のコメント:
舘ひろしもリーダーだった「クールス」の
クールの意味ですね。
匿名さん
舘ひろしのバイクチームが「クールス」でしたかぁ。
「カッコいい」という意味でしょうか?
調べたら、40年経った現在も活動中だとか・・・
結成に際して「このチームはリーダー(舘ひろし)の独裁により運営される」
という血判状を作成したと書かれています。
キャロルの親衛隊もつとめたそうですね。(^^;)
うーん、どうでしょう。失礼ながら、40歳より若い世代なら
クールの意味は、わかっているとは思うのですが…(^_^;)
(漫画や映画等でも、そのようなニュアンスで台詞が出てきたりも
しますし)
リオ五輪の日本の演出、素晴らしかったですね~
TVで椎名林檎のインタビューが出ていたのですが、
従来の日本のフジヤマゲイシャのイメージには
いい加減うんざり、と言っていました。私も
本当にそれは思います。
神田ももたろうさん
若い人ならクールの意味がすぐ理解できるのですね。
世代格差を感じますね~
私も頭では意味を知っていても、
Coolが「かっこいい」とはいまいちピンとこないんですよね。
高齢者だと難しいでしょうね~
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