2020年7月24日から8月9日まで、
東京オリンピックが開催されます。
(パラリンピックは8月25日~9月6日)
進捗状況がどうなっているか
良く把握できていませんが、
気になるのは「暑さ対策」です。
開催2年前の現在は、
連日の猛暑で熱中症が多発しています。
死亡者まで出ている暑さです。
2年後もこの暑さと同じだとすると、
オリンピックがきちんと成立するのか
心配になってきます。
オリンピックの
メインスタジアム(新国立競技場)も
予算の関係でエアコンを極力減らし、
通気を良くした作りをするとか聞いています。
室内競技はいいとしても、
マラソンなどの陸上競技、
外でしなければならない競技は、
選手だけでなく
観客もダウンしてしまうのではないかと
危惧しています。
なぜ、こんな7、8月という酷暑の時期に
オリンピック開催を決めたのでしょう。
前の東京オリンピックは10月でした。
一番気候の良い時期を選んで開催しています。
どうも、欧米に忖度した結果でもあるようです。
欧米の各種スポーツが盛んになる秋や春だと
世界中の注目が分散してしまいます。
そのため、スポンサーが減り、
お客も減り、
収益が見込めなくなるという
IOCの思惑もあるようです。
米国では、秋から始まる
NFLやNBA、メジャーリーグなどに
多額の放映権料を支払っている事情があり、
その中継が五輪と競合するのを
防ぎたい意図を
IOCが忖度しているとか。
だから、他の競技が休んでいる夏場での
開催が選ばれたのではと言われています。
でも、日本の夏は高温多湿です。
寒冷地の外国人には
耐えられるでしょうか・・・
特に、昨今は異常事態ですので、
このような時期に開催することは
殺人的であり、
お客も減る可能性もあります。
「暑さ指数」が31を超えたら、
運動などの活動を中止をすべき危険指数です。
昨日、東京は31を超えました。
2年後も超えるのではないでしょうか。
競技時間前倒しや
遮熱性舗装道路など
高温対策は取られると思いますが、
こんな酷暑では
「焼け石に水」になるのでは?
選手ファーストなんて言っていますが、
全く選手のことを考えない開催時期、
正気の沙汰ではないです。
ロサンゼルス五輪の女子マラソンで、
最後にゴールしたアンデルセン選手。
ふらふらになりながら、
世界中に見守られてゴールしました。
私もリアルで見ていました。
感動的なゴールでしたが、
一つ間違ったら亡くなっていたかも。
本当は、見守るのではなく
ドクターストップが
必要だったのかもしれません。
今からでも、開催時期を
10月に変えられないのでしょうか・・・
いろいろな思惑も絡んでいますが、
選手や観客のことを考えれば
変更してほしいと思います。
裏話
東京に招致が決まる前、
日本の招致委員会が、IOCへの文書に
「日本の夏はスポーツに最適」
と書いて提出したと言われています。
今さら、「日本の夏は危険」とは
言えないのが実情でしょうね。(^^;)
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4 件のコメント:
>収益が見込めなくなるという
IOCの思惑もあるようです。
開催時期についてはロス五輪以来の商業主義から
決められたのしょう。資本主義経済で世界は動いてますから
仕方ないですね。
「お金が無いから苦労した」とか「お金に苦労しない生き方をしたいとか」
老後のために若い時から貯金をしよう・・・そんなことをしながら人生は
終わるのです。
お金に執着する思考は人間の哀しい「さが」です。
日本の夏が快適なのは北海道でしょう��
札幌オリンピックなら良かったのに��
Ziplocビアンコさん
確かに、ロス五輪から商業主義のオリンピックに変わったように思います。
その後は、夏のオリンピックがメインになりました。
そして、あまり知られてはいませんが、
選手や観客に、相当な熱中症患者が出たと言われています。
無理してでも夏に五輪をしなければいけない理由が
アメリカなどの資本主義にあるとすれば
五輪の意義も薄れてしまいますね。
陸奥一人旅さん
私も、札幌オリンピック案賛成です。
札幌は暑い日もありますが、湿度は東京よりカラッとしているでしょうし。
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