91歳になる父親が
年賀状を書きたいということで、
私が裏側を印刷して、
父には宛名だけ書いてもらうことにしました。
もともと達筆の父で、
長年、両面を筆で書いてきました。
しかし、脳梗塞の後、認知症を発症してしまい、
こちらがセットしないと
書けなくなってしまいました。
先週、100枚程度置いて帰りましたが、
昨日見てみると、
同じ人に何枚も宛名を重複して書いてしまい、
ハガキが足りなくなっていました。
なので、重複分を外して
まだ書けてない人の宛名書きを
つきっきりで見て書かせました。
ただ、筆ペンでも、技術は衰えず
やはり達筆でした。
父ぐらいの年齢になると、
ご家族からの喪中はがきが多くなります。
また、本人からいただく年賀状に、
「来年からは年賀状を失礼いたします。」
と書かれたものをよく見かけます。
つまり、今年で最後ということです。
80歳を超えて年賀状を書くのが
大変になってきた高齢者が
多いのだと思います。
「年賀状の終活」
若い人にとって、
年賀状を書くことは
別の意味で面倒だと思いますが、
長年書き続けてきた高齢者には
断腸の思いがあることでしょう。
でも、体や頭が弱る前に、
「さよなら」のご挨拶をしておきたいという
気持ちもわからないでもありません。
高齢者は、メールなどが
なかなかうまくできないから
賀状が最後なのでしょう。
でも、年賀状の終活をするのなら、
本当に付き合いたい人にだけは、
相手への「さよなら」的雰囲気を出すより、
「気が向いたらお手紙か電話しますね。」
などと付け加えるのもいいのでは・・・
年賀状は将来絶滅するのではと思われますが、
お正月の行事として、
年に一度だけの付き合いも
まあ、ありかもしれません。
父が、私の目の前で、
私への年賀状を書いていました。
それも有難くいただいておきましょう。
今年も、いつもぎりぎりですが、
自分も少しは年賀状を出そうと思います。
※年賀状の「丸投げ」サービスがあるようです。
簡単でいいですね。でも、そこまでするものかと
いう疑問は残りますが、空きスペースに
「ひとこと手書きを添えれば」気持ちが伝わる
のではないでしょうか。
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6 件のコメント:
なんかすごく考えさせられる内容でした。父親は現在78才なんですが、いづれは、すみれさんのお父様のよう
に、書くのがしんどくなるんですよね。
すみれさんのブログは、近い将来 起こることを、教えて頂けて、すごくありがたいと思いました。
自分は、のほほん と生きてきてしまったし、未来に対する危機に対する想像力も欠如しているので、すごく役
に立ちますね。
ぽんぽさん
自分が弱っていくと、年賀状を書くというのはしんどい作業なのでしょうね。
若い人でも面倒なのですから。
今、「丸投げ」っていう年賀状サービスがあるから、
昨年のを持っていけば簡単ですが、料金は高いかもしれません。
私のブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
お越しいただきありがとうございます。
先日、大病院に検査に行ってきました。
やはり、あまり結果は良くなく、数ヶ月間抗菌薬で炎症を叩きますが、
それでも塊の影が消えないなら、手術だそうです。
新しい仕事が決まっていたのですが、残念ですが断りました。
人生思うようにいかないものです。
検査結果が思わしくなく、凹んだと思いますが、良くなるとイイですね。良くなることを信じています。
先の方のコメントにも書かれていますが、
すごく考えさせられる内容でした。
年賀状は、確かにめんどくさくもありますが、
合法的に年1回連絡を取れる手段と考えたら、
悪くはないと思うんですよね^^
>年賀状は将来絶滅するのではと思われますが、
子供に「今年、年賀状出す?」と聞いたら
出さないと返答。そもそも、年賀状という概念が
希薄なのだと思います。今どき、友達には
LINE等で送ればすむのに、なんで?と
なるのでしょうね。
ぽんぽさん
あたたかいお言葉ありがとうございます。
面倒な病気がまた増えましたが、人間生きていれば誰でも病気になりますし・・・
前向きに考えますね。(^-^;
神田ももたろうさん(iPadマンさんへ)
コメントした後で気がつきました~
小ネタぶっこみましたね(^^;)
>年賀状は、確かにめんどくさくもありますが、
合法的に年1回連絡を取れる手段と考えたら、
悪くはないと思うんですよね^^
ほとんど会っていない人なんかは、年賀状で「生きている」が伝わればそれでいいかも。
うちの娘も基本年賀状出さない派です。
出すのは、仕事関係者のみ。(それでも結構多いみたいですが)
若い人は割り切り型ですね。
息子さんも、お勤めされたら、来年は上司くらいには出すかもしれませんね。
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