2018年12月28日金曜日

断わる勇気

長年のストレスにけじめ

年末ということもあり、
今まで惰性で行ってきたことに
けじめをつけることにしました。

知人(高齢女性)に頼まれて作成してきた
ホームページ作成を辞退しました。
その方の活動に特化したHPで、
私は10年間ほど、2週間に一度の割合で
更新し続けてきました。

もちろん、ボランティアですから
タダでです。

そして、その方から恩恵を受ける
メリットも全くない関係です。

ダブル介護で大変な時も、
病気で状態が悪い時も、
どんな時も10年間更新してきました。

その方の活動は認知されていき、
HPも充実したものになっていきました。

でも・・・
私は、ただ労力を提供しただけで
自分の名前を出すわけでもなく
ただのパシリと同じです。

いつも、HPを更新すると、
メールで
「ありがとうございます。
これで(出来栄えは)結構です。」と、
上から目線の確認メールが来ます。
気に入らないと、修正が入ります。
最近は、もらう原稿にミスが目立つように
なってきていても、ミスを認めないし・・・

「人のためになることだから」
と、本当の厚意でやってきましたが、
やはり、人間ですから、
それ相応の対応というものがないと
なかなか続かないと感じるようになりました。

たとえば、
「海外旅行に行ってきます。」と
必ず私に連絡してから毎年行かれますが、
一度もお土産らしいものを
いただいたことがありません。

しかし、その方にとって
メリットがある人のブログを見ると、
「〇〇さんからお土産いただきました~」
なんて書かれているのです。

つまり、人を選んでいるのですね。

別に、海外のお菓子など
欲しいわけではありません。
「感謝の気持ち」を形としてあらわしてほしい
と思うだけです。
10年もタダで奉仕しているのだから、
あまりにも軽く扱うのはおかしいのでは?
気が付かないのかな。

海外行くなら黙って行って欲しいです。

私が、
頼まれたら断れない性格だと見抜かれて、
「ただの使い勝手の良いパシリ」
という立ち位置だったのでしょう

いくら無料で作成できるHPだとしても、
作成や更新には「時間」や「労力」が
かなりかかります。

私がすぐに更新してしまうので
「簡単にできる」と思われて
しまったようです。
ましてや、作成料金を支払うという
考えはないようですし。

長年のストレスが少しずつたまっていたので、
年末に来て、やっと決心がつきました。

「HP作成を今回をもって辞退いたします。
〇日にHPを閉鎖しますので、
他の人を探してください。」
とメールしました。

私の代わりが見つかればいいですが、
多分、私のように
「自分のサーバー上に他人のHPを作成し、
タダでまじめに速く更新するお人好し」
なんてそう簡単には現れないでしょう。
現れたとしても、10年も続かないって。

急に断られた方は、
多分怒りでいっぱいだと思いますが、
いつか、「私の長年の労力」を
認めざるを得ない日がくることでしょう。

友人や知人に
簡単に物事を頼む人がいますが、
頼まれた方は、
「時間」「技術」「労力」などを
無償で提供するわけですから、
そのことをよく理解して
お互い納得の上、頼むべきでしょう。

今回の、思い切った決断で、
心もすっきりしました。

いくら友人に対してでも、
「断わる勇気」を持つこと
時には必要なことを実感しました。




     

      
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2018年12月23日日曜日

生きがいとは

同級生にバッタリ会って感じたこと

大学の同級生と何年かぶりで会いました。
年賀状のやりとりぐらいで
ほとんど会っていない人です。

でも、大学4年間を濃密に過ごした
本当に青春を謳歌した仲間です。

彼女は、大型スーパーの売り場で働いていました。
品物を並べる仕事です。

私が品物を物色していた時、
見たことのある顔の店員さんを発見し、
こちらががん見していたら、
向こうも気づきました。

「あれ?〇〇ちゃんじゃないの?」

って聞いてみたら。

「そうだよ~ 懐かしいね~」~って
笑って答えてくれました。

私は、実際びっくりしました。

だって、
彼女は、もともと
数学の教師だったのですから。
それも優秀な。

「あれ?学校勤務じゃないの?」
って聞いたら、

「あ~、もう行ってない。」

「どうして??」

「教員免許の更新しなかったから。」
と答えました。

普通に考えると
数学教師からスーパーの鮮魚売り場への
職場変更って珍しくありませんか?

「旦那さん、元気しているの?」って
探り入れたら、
現在も現役で
しっかり仕事をされているとのこと。

ということは、
生活に困って働いているわけではなさそうです。

「子供さんは?」

「みんな社会人で、上の子が結婚したよ。」です。

「介護も終了したし・・・」

そう、長年、義理のご両親の介護で
苦労していたことは聞いていました。
お子さんも独立し、もう自由人です。

「このお仕事どう?」って
余計なこと聞いてしまいました。

そうしたら、
面白いよ~ 
はじめはここの事務職だったけど
最近、店に出る仕事に変わったの。」

彼女は、本当に楽しそうに話しました。
働くことが生きがいのようでした。

その後も、パパさんも一緒に
何度もそのスーパーに行きましたが、
いつも元気に働いていました。

もともと優秀な数学教師だと
プライドがなかなか許さないのではと
凡人は考えてしまいますが、
そんなことは全くなく、
「いらっしゃいませ」が素直に言える
立派な店員さんになっていました。

彼女はこれからも働いていくことでしょう。
暇な奥さんたちのランチ会などには
あまり興味がないようで・・・

彼女の転身を見て、
「生きがいって何だろう」と
考えるようになりました。

鮮魚売り場という、寒い場所で
1日中立って仕事する彼女を見て、
心身ともに丈夫な彼女に
頭が下がる思いでした。

近いうちに、同窓会をしようと思いました。




     

      
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2018年12月7日金曜日

年賀状の終活

最近よく見るようになった年賀状

91歳になる父親が
年賀状を書きたいということで、
私が裏側を印刷して、
父には宛名だけ書いてもらうことにしました。

もともと達筆の父で、
長年、両面を筆で書いてきました。

しかし、脳梗塞の後、認知症を発症してしまい、
こちらがセットしないと
書けなくなってしまいました。

先週、100枚程度置いて帰りましたが、
昨日見てみると、
同じ人に何枚も宛名を重複して書いてしまい、
ハガキが足りなくなっていました。

なので、重複分を外して
まだ書けてない人の宛名書きを
つきっきりで見て書かせました。

ただ、筆ペンでも、技術は衰えず
やはり達筆でした。

父ぐらいの年齢になると、
ご家族からの喪中はがきが多くなります。

また、本人からいただく年賀状に、
「来年からは年賀状を失礼いたします。」
と書かれたものをよく見かけます。
つまり、今年で最後ということです。

80歳を超えて年賀状を書くのが
大変になってきた高齢者が
多いのだと思います。

「年賀状の終活」

若い人にとって、
年賀状を書くことは
別の意味で面倒だと思いますが、
長年書き続けてきた高齢者には
断腸の思いがあることでしょう。

でも、体や頭が弱る前に、
「さよなら」のご挨拶をしておきたいという
気持ちもわからないでもありません。
高齢者は、メールなどが
なかなかうまくできないから
賀状が最後なのでしょう。

でも、年賀状の終活をするのなら、
本当に付き合いたい人にだけは、
相手への「さよなら」的雰囲気を出すより、
「気が向いたらお手紙か電話しますね。」
などと付け加えるのもいいのでは・・・

年賀状は将来絶滅するのではと思われますが、
お正月の行事として、
年に一度だけの付き合いも
まあ、ありかもしれません。

父が、私の目の前で、
私への年賀状を書いていました。
それも有難くいただいておきましょう。

今年も、いつもぎりぎりですが、
自分も少しは年賀状を出そうと思います。

※年賀状の「丸投げ」サービスがあるようです。
 簡単でいいですね。でも、そこまでするものかと
 いう疑問は残りますが、空きスペースに
 「ひとこと手書きを添えれば」気持ちが伝わる
 のではないでしょうか。
 




     

      
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