すごい恰好をした若者が電車に乗ってきて
びっくりしたことがありました。
あまりにも浮いている格好だったので
ジロジロ見てしまいました。
よく考えたら、ハロウィンの時期だということに
気づきました。
このように、数年前は
ハロウィンで仮装して平気で電車に乗れる人は
都会でも一握りだったと思います。
ところが、ここ2~3年でしょうか
日本でもハロウィンが定着し始めたようです。
今朝もテレビで見たら、
若い人のみならず中年、親子までもが仮装して
渋谷などの繁華街に出没し、大騒動になっていました。
以前から、仮装をするお祭りやイベントはありましたが、
ハロウィンでの仮装はここ数年で
誰でも参加できる普通のイベントになってきたようです。
幼稚園などでも行うようですね。
都知事の小池百合子氏も、リボンの騎士に変装し
注目されていました。(上記写真)
リボンの騎士の作者手塚治虫が
豊島区に関係があることと、
クールジャパンのイメージで変装したそうです。
私たちの世代に馴染みのあるキャラクターで
中高年に親しみを感じるように演出していますね。
昨年は、魔法使いサリーちゃんでした。
もともと、ハロウィンというのは、
毎年10月31日に行われる、
古代ケルト人起源と考えられている祭りのこと。
日本のお盆のような意味合いで、
死者が帰ってくる日なのだそうです。
日本のお盆のような意味合いで、
死者が帰ってくる日なのだそうです。
また、秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す
宗教的な意味合いのある行事であったが、
現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、
祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。
カボチャの中身をくりぬいてランタンを作って飾ったり、
子どもたちが魔女やお化けに仮装して
近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする
風習などがある。(Wikipediaより)
まあ、クリスマスもそうですが、
日本人はアメリカなどの宗教的お祭りを
単なるバカ騒ぎの商業的なイベントにすり替えて
楽しむようになっていますね。
何故、ハロウィンの人気が高まってきたのか?
何故、ハロウィンの人気が高まってきたのか?
やはり、ハロウィン=仮装であるからです。
仮装が人を夢中にさせるからです。
そして、その仮装をSNSで拡散することも
自己満足につながるのでしょう。
そして、その仮装をSNSで拡散することも
自己満足につながるのでしょう。
人間には「変身願望」があります。
普段の自分ではない何者かになりたい願望が
多くの人間の深層心理にはあります。
子供の頃は皆、アニメなどの影響で
そのキャラクターを真似し、なりきって遊んでいました。
ハロウィンでは、その変身願望が
皆と一緒に叶えられるイベントなのです。
ひとりで仮装して街を歩くことはできないけど
みんなと一緒なら怖くない。
日本人的発想ですね。
今までの日本のお祭りなどでも仮装はありましたが、
そのイベントに沿った格好をする制約が
あるものが多いです。
でも、ハロウィンの仮装には自由度があります。
法的に引っかからない限り好きな格好ができるので
それが人気なのだと思います。
ただ、仮装して気持ちが高ぶっているため、
羽目を外して迷惑行為をする人もいるようです。
これはいけませんね。
ただ、仮装して気持ちが高ぶっているため、
羽目を外して迷惑行為をする人もいるようです。
これはいけませんね。
私自身はハロウィンが嘘くさくて
あまり好きではありませんが、
日頃のストレス発散ができるイベントとして
存在してもいいのかもと思います。
それにしても、このハロウィンフィーバー
いつまで続くでしょうか?
いつまで続くでしょうか?
いつか飽きられて消滅するかもしれません。
ますます、盛り上がるかもしれません。
しかし、どのような変装をするかによって、
その人の深層心理が垣間見られるようで
その観点から眺めるのも楽しいかもです。
ただ、ハロウィンで忘れてはいけない事件があります。
1992年、交換留学生としてアメリカに行った
日本人高校生の服部剛丈さんが、
ハロウィンの仮装で不審者と間違えられ
射殺された事件です。
パーティー会場を間違え、家主の「Freeze(動くな)!」を
「Please」と聞き違えたのか、スマイルで近づき
銃で撃たれて亡くなりました。
その後、ご両親は「銃規制」の活動をされています。
ハロウィンが来るたびに、私はこの悲劇が思い出されます。
日本人として、バカ騒ぎをする前に、
こんな悲劇があったことも知ってほしいと思います。
ただ、ハロウィンで忘れてはいけない事件があります。
1992年、交換留学生としてアメリカに行った
日本人高校生の服部剛丈さんが、
ハロウィンの仮装で不審者と間違えられ
射殺された事件です。
パーティー会場を間違え、家主の「Freeze(動くな)!」を
「Please」と聞き違えたのか、スマイルで近づき
銃で撃たれて亡くなりました。
その後、ご両親は「銃規制」の活動をされています。
ハロウィンが来るたびに、私はこの悲劇が思い出されます。
日本人として、バカ騒ぎをする前に、
こんな悲劇があったことも知ってほしいと思います。
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4 件のコメント:
昔々、小学校の運動会には「仮装行列」が
ありました。変身願望は小学校の運動会で
実践されていたのかな…
昭和は遠くなりにけり。。。。
自由人さん
私は中学校の運動会で仮装パレードがありました。
3年生がヘンな格好で行列する光景が今でも思い浮かびます。
今は変身願望はあまりないけど、来世では男になりたい・・・
合法的に仮装できるというのは大きい
でしょうね~。そして、今やSNS時代。
それらにアップする大きなネタとなるのが
大きいのではないでしょうか。
>ただ、ハロウィンで忘れてはいけない事件があります。
このニュース、ハロウィンの時の出来事
だったのですね~ 私はリアルタイムで
は知らないのですが、以前特集番組をや
っていて、この時初めて知りました。
発音の件もあるでしょうが、対日感情も
大きい要素だったと特集では取り上げて
おり、悲しくなった記憶があります。
神田ももたろうさん
この数年でハロウィンが盛んになったのも、SNSの影響が大きいのでしょうね。
世界中に自分の仮装を見せつけることが可能ですから。
服部さんの射殺事件は、日本人への蔑視もあったかもしれませんね。
銃社会ではない日本人の危機感の欠如がもたらした悲劇ですね。
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