この夏に始まったテレビドラマ、
「アンサング・シンデレラ
病院薬剤師の処方箋」
石原さとみが好演しているので、
毎週見ています。
アンサング(unsung)とは、
「ほめたたえられない」
「称賛されない」
「縁の下の力持ち」
など、人柄や業績が表立って認められない
人のことも含まれるようです。
つまり、病院薬剤師さんは、
患者さんに直接接することの少ない
表にあまり出ない仕事という意味なのですが・・・
しかし、主人公の葵みどりは、
薬剤師の境界線を越えて、
患者と真っ向から向き合う薬剤師
を演じています。
アニメが原作で、ドラマ化したものですが、
ありがちなストーリーですね。
私は何度も入院した経験があるので、
病院薬剤師さんは、
入院中と退院後の投薬・説明が
主な仕事というイメージしかありません。
さすがに、職権を逸脱したドラマ中の行為に
賛否両論はあるようですね。
ただ、医師の処方ミスも結構あると聞きますので、
薬剤師さんは最終的なチェック機能として
とても重要なお仕事だと思います。
私は、8週間に一度、
喘息の吸入薬(ステロイド)を
処方されています。
調剤薬局の薬剤師さんは、
何年間も毎回、
「吸入はきちんと忘れずにうがいもしてください。」
と注意をされるわけです。
「わかってるって・・・」
で、反対に私が質問してみました。
「薬剤師さんはこの薬を吸入したことありますか?」
今までどの薬剤師さんも
「いえ、吸ったことはありません。」
でしょうね。
だから、事務的な注意を
いつもわかったように言ってくる。
「のどや気管支への異物感
結構ありますよ!」
と教えてあげました。
こんなメジャーな薬なら、
ちょっとだけでも吸ってみると
その異物感がわかると思います。
害もほぼないので。
アンサング・シンデレラの葵薬剤師は、
多くの薬を少しずつ舐めて
薬が判別できるという設定です。
苦い薬の飲み方も考案していました。
危険がない薬なら
ここまでできるのは凄いことです。
何年間も服薬している患者にとって、
毎回、事務的な説明や注意しかできない
薬剤師さんではなく、
患者の身になって寄り添ってくれる
そんな人柄も求められると
いつも薬局に行って思うのです。
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4 件のコメント:
先日、妻が観ていたので私も便乗して観ましたよ~
>職権を逸脱したドラマ中の行為に
賛否両論があるのはわかります。本来の業務を
「TVのような」仕事と思ってもらっては困る
でしょうしね(^_^;)(フィクションではありますが
影響は大きいでしょうし)
>患者の身になって寄り添ってくれる
実は妻はとあることで、通院しているのですが
いつもの薬剤師さんは、相談にも乗ってもらって
信頼がおける方です。まるでセカンドオピニオンの
ようなそんな感じですね。
ちなみにそこの薬局にも「アンサングシンデレラ」の
本が置いてありましたw
神田ももたろうさん
ももたろうさんも、ドラマ見られているのですね。
病院薬剤師さんは、見えないところで大変そうですね。
奥様の薬剤師さんは良い方でいいですね。
私の行きつけのドラッグストアは、大手薬局のため、
頻繁に薬剤師さんが変わるので、
担当者が定着しなくて、違う人が同じことを私に聞きます。
まあ、自分の薬のことは、薬剤師さんに聞かなくても
わかっているのでいいのですが、
患者を見てくれてないなあと感じています。
このドラマは、すみれさんの紹介で知りました。確かに、すみれさんの言うように、自分が試したことすら無いのに、「◯◯は忘れないでください」とか、言われると、「体験してないから、そういう言い方になるんだよ」って、こっちはわかりますよね。そうすると、患者さんの気持ちなんか、わからないですよね。私も、以前、親しくしてた女性が喘息持ちで、呼吸器は手放せないと言ってました。そのことに関して、彼女は、ほとんど口にしませんでしたが、内心、辛いだろうななぁ って思いました。
医療の人は患者に寄り添う それが仕事だと思います(^_^)
ぽんぽさん
優しい言葉がけ、ありがとうございます。
喘息の吸入は、1日2回朝夕忘れずにして、
その都度、しっかりとうがいをしなくてはいけないのです。
仕事中だと忘れてしまったり、うがいができなかったり・・・
大人の喘息はほぼ治らないので、発作予防のためのステロイド吸入は死ぬまで続くのです。
こういった慢性疾患は、投薬だけでもかなりのストレスなので、
薬局の方も、マニュアルを言うだけでなく、
その辛さに寄り添った言葉がけをしてほしいと思います。
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