先日、今年の紅白歌合戦の出演者が発表されました。
目立ったのは、大御所と言われる歌手の落選。
さらに、長年出演してきた演歌系も何人か。
数年前の北島三郎さんの紅白卒業を皮切りに
その後、森進一さんの卒業がありました。
その流れを受けて自主的に卒業する歌手や
和田アキ子さんのように落選で悔しさいっぱいの歌手、
反対に、やっと初出場を果たした歌手など
芸能情報を賑わせています。
演歌系の衰退が顕著になってきており
NHKでも演歌番組を今年から
普通の歌謡番組に改編しています。
普通の歌謡番組に改編しています。
まあ、それも時代の流れで
演歌を好む世代は高齢者が多いですからね。
しかし、高齢者は演歌など馴染みの音楽を好むけど
自主的にコンサートに行ったり
CDを買ったりはほとんどしません。
音楽の購買層ではないわけです。
団塊世代も高齢期に入っていますが、
しかし、高齢者は演歌など馴染みの音楽を好むけど
自主的にコンサートに行ったり
CDを買ったりはほとんどしません。
音楽の購買層ではないわけです。
団塊世代も高齢期に入っていますが、
彼らは戦後生まれで
グループサウンズやビートルズなどを
青春時代に聞いてきており、
新しい音楽も受容する素地ができています。
演歌も好きだけど、それ以外も好きという世代です。
反対に、若い人たちはネットの音楽配信を
普通に聞いています。
新しい音楽をスマホなどで
シャワーのように聞いています。
シャワーのように聞いています。
そして、好きな人はコンサートにも行っています。
このような流れを考えると、
NHKが紅白を方向転換せざるを得ない時期に
入ってきたと思います。
12月31日は紅白を見るものだという風潮は
高齢者に多いでしょう。
だから、出演者を若くしても
知らない曲ばかりでも
チャンネルは変えないと思います。
「しらねぇ歌ばかりだなぁ。」とぼやきながら。(笑)
「しらねぇ歌ばかりだなぁ。」とぼやきながら。(笑)
ところが、若い人は、大みそかに
紅白を好んで見ないようになってきているので、
視聴率が下がってしまうのです。
それを防ぐには、いろいろと試行錯誤して
若年層を取り込むことを
考えないといけないのでしょうね。
紅白歌合戦への疑問
私は以前から紅白に疑問を持っていました。
・どうして男女に分かれているの?
・音楽に無理やり勝ち負けをつけるのはなぜ?
開始当時からの恒例ではありますが、
男が白組、女が紅組と
男女に分かれて歌合戦をするなんて
男が白組、女が紅組と
男女に分かれて歌合戦をするなんて
何だかおかしくありませんか?
今時、男女に分けてするのはスポーツぐらいでしょう。
筋肉量や運動能力の違いでこれは分けないと
勝負にならないからです。
他には歌舞伎とか相撲とか
男性だけに許された伝統的なものなど。
ジェンダーの観点から言えば、
他には歌舞伎とか相撲とか
男性だけに許された伝統的なものなど。
ジェンダーの観点から言えば、
歌番組を生物学的に男女の組に分けることは
どうかと感じています。
トランスジェンダー(心と体の性別に差がある人)
にとって、男女を周りから決めつけられることは
苦痛でしょう。
ただ、2006年に中村中(あたる)さんが
男性ではありますが紅組で出演しました。
世間にカミングアウトしていたからできたことです。
でも、カミングアウトしていない人はずっと多いから
悩んでいる人は多いと聞いています。
友人に勇気をもってカミングアウトしたのに、
周りにバラされてしまい、自殺した男性もいます。
世の中には様々な性の形をもつ人々(LGBT)が
マイナーとはいえ多く存在します。(20人に1人くらいらしい)
この人たちへの偏見などが大きな問題として
クローズアップされてきています。
共通理解が必要な世の中になってきたのに
世界中に中継される日本の国民的歌番組が
このようでは、すごく遅れている感じが否めません。
男女差別とはまた異なる次元の問題です。
もちろん、男声合唱・女声合唱・混声合唱など
どうかと感じています。
トランスジェンダー(心と体の性別に差がある人)
にとって、男女を周りから決めつけられることは
苦痛でしょう。
ただ、2006年に中村中(あたる)さんが
男性ではありますが紅組で出演しました。
世間にカミングアウトしていたからできたことです。
でも、カミングアウトしていない人はずっと多いから
悩んでいる人は多いと聞いています。
友人に勇気をもってカミングアウトしたのに、
周りにバラされてしまい、自殺した男性もいます。
世の中には様々な性の形をもつ人々(LGBT)が
マイナーとはいえ多く存在します。(20人に1人くらいらしい)
この人たちへの偏見などが大きな問題として
クローズアップされてきています。
共通理解が必要な世の中になってきたのに
世界中に中継される日本の国民的歌番組が
このようでは、すごく遅れている感じが否めません。
男女差別とはまた異なる次元の問題です。
もちろん、男声合唱・女声合唱・混声合唱など
声の質によって性別を分ける場合もありますが、
紅白はそうではなく単なる男女別のチームです。
さらに、男女で音楽を競わせる「歌合戦」って何?
紅白はそうではなく単なる男女別のチームです。
さらに、男女で音楽を競わせる「歌合戦」って何?
音楽なんて好き嫌いはあっても
点数をつけられるものではないです。
コンクールではないのですから。
番組の最後に点数を集計しますよね。
以前は、バードウォッチングの人たちが
人数を数えていて可笑しかったです。
子供の頃から何か違和感を感じながらも
「見るもの」として家族で見ていました。
年末行事としては定着した紅白歌合戦ですが、
将来的には危機的かもしれません。
他にもっと面白い裏番組が出てきたら
若い人はそちらに移行するでしょう。
または、テレビなんてもう見ないかも。
今までの常連歌手が消えることに対し
賛否両論はあると思います。
でも根本的なことを変えていかないと
紅白歌合戦の未来は危ないのではないでしょうか。
余談ですが、先日NHKが放送した
明石家さんまさんの紅白歌合戦(もどき)は
なかなか面白かったです。
NHKも少しづつ変わってきていると感じました。
今回の大胆な改編に期待してみましょうか。(^^;)
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4 件のコメント:
紅白はいろいろ考えないといけない時期に
きているんでしょうね。いや、もうそれは
とっくの昔からそうだったのかもしれないですけど(^_^;)
まぁ、そもそも紅白が音楽の質がいい悪いうんぬんの
前にTVを見る人自体が少ないというか、娯楽の
多様性もあり、厳しいですよね~
あと、個人的には、すみれママさんは難しく
考え過ぎではないかと思うのです。
> 男女に分かれて歌合戦をするなんて
>何だかおかしくありませんか?
真剣勝負ならおかしいでしょう。
ですが、所詮エンターテイメントで”そういったもの”と
割り切ればなんてことはないと思うのですが、いかが
でしょうか? あくまで合戦形式をとった番組の形と。
神田ももたろうさん
世の中、男女がきっちり分けられるといいのですが・・・
世界中でLGBTへの差別などが大きな問題になったいるからです。
例えば、美輪明宏さんは男か女か?
生物学的には男性なので白組で出ましたが、頭の中は複雑だと言われていました。
最近では「桃色組」というコーナーで、お姉系芸能人が紅白に参加しました。
紅白は世界中に中継されるので、日本ではまだこんな男女分けをしているのかと
疑問に思う外国人も多いのではと感じています。
NHKは普段の番組で性同一障害について結構真剣に取り組んだ内容を放送しているのに
紅白だけはそのままでは、何だかちぐはぐに感じています。
LGBTへの共通理解が必要な世の中になってきたことを思うと
やや小難しいかもしれませんが、そこのところは改革していくべきだと私は思っています。
もし歌合戦をするのなら、男女どちらの組が勝ったではなく、
どの歌手が良かったかを争うのならいいのではないでしょうか?
堅苦しいと思われるかもしれませんが、国民的番組だからこそ余計そう感じるのです。
なるほど~、そういうことなんですね。
私も「紅白歌合戦 男女差別」「紅白歌合戦 LGBT」等の
検索ワードでいろいろ調べてみました。
その上で私の意見を述べたいと思います。
(せっかくのブログですので、こういった議論は
有る方が有意義かと)
>例えば、美輪明宏さんは男か女か?
>生物学的には男性なので白組で出ましたが、頭の中は複雑だと言われていました。
美輪さんが選ばれた経緯は不明ですので
強くは言えませんが、もし、美輪さんが
「紅組」を希望した上で、NHK側に拒否
されたのであれば、「差別」だと言ってもいいと思います
ですが、かつて同一性障害で戸籍上
「男」(精神は女)の中村中さんは、
「紅組」で参加していることを考えると、
配慮していない、とは言い切れないと思う
のですが、いがかでしょうか?
>最近では「桃色組」というコーナーで、お姉系芸能人が紅白に参加しました。
これは完全にアウトですね。
明らかに”性”を冒涜していると思います。
>紅白は世界中に中継されるので、日本ではまだこんな男女分けをしているのかと
私の嫌いな考え方に、海外ではどうだから・・・と
いうのがあります。もちろん、いいものは取り入れ
ないといけないでしょうし、グローバルな流れで
あれば、変えていかないといけないのは仕方ない
ことなのかもしれません。
ですが、少なくとも日本では大いに女性への
配慮はそれなりにはなされているでしょうし、
(海外では、日本の女性専用車両など異常に
映るそうです) 紅白歌合戦で男女分けに
違和感、あるいは女性差別だ!と感じる
人間など、比率でいえばかなり少ないと思う
のです(調査したわけでもないですし、そ
れらを無視しろという意味でもないです)
異論を唱える人もおられるかもしれませんが、
すべての異論を受け入れていたら、それこそ
どんなイベントも出来ないと思うのです
(マラソン大会、ミスコンテスト、等)
いろんな意見はあってしかるべきだと思います。
というわけで、今現時点での私の紅白歌合戦の
考えは、そこまで目くじらをたてるようなもの
ではない、ですね。あくまでエンターテイメント。
あくまで盛り上げる要素と。
余談ですが、AAA(男女混合グループ)は、
赤と白のどちらにも参加した稀なグループ
だそうで(^_^;)
神田ももたろうさん
いろいろとご返信ありがとうございます。
中村中さんの出場については、ブログ中にすでに昨日付け加えています。
彼女は見た目もですが、世間にカミングアウトしているから紅組が自然だったのですね。
お母さんからの手紙のくだりが、お涙頂戴系で彼女自身引いていたように思います。
まあ、ブログについてはの個人の見解ですのでそのようにご理解ください。
音楽に男女分けや競い合いはあまり好きではないということです。
音楽は国境性別を越えて分かり合えるもののひとつですし。
長年、自分自身も音楽に携わり演奏してきましたから、経験から特にそう思います。
目くじらをたてたわけではなく、自然にそう思うだけです。
NHKに物申す気もないし、お祭りでやっていただけばいいけど
受信料取っているから、個人意見をブログに書いても許されるでしょう。
ももたろうさんにもご意見があるのでそれも理解します。
いろいろと考えていただきありがとうございました。
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