現在の、公的年金支給開始年齢は、
原則65歳からです。
65~70歳の間で選択できます。
しかし、この公的年金が
近い将来破綻するのではという危惧が
ささやかれています。
こうした社会保障の負担を見越して、
2019年10月から、消費税が10%に
増税される見通しです。
厚生労働省は、
公的年金を70歳以降の選択もできるよう
検討中というニュース記事を見ました。
厚生労働省の年金繰り下げ受給の記事によると、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000117-mai-soci70歳まで働き、
年金受け取りを70歳からにすると、
平均手取り月収が34万8千円(ボーナス込み)で
40年間会社勤務し、妻は専業主婦という
モデル世帯の年金額が
最大で月33万1千円となり
65歳からより10万円以上増える試算らしいです。
65歳まで働いた場合も、
受給を70歳以降にすれば、約32万円とか。
「月10万円も増えるなら、70歳からにしよう!」
という高齢者も増えるかもしれません。
しかし、これにはやや国の思惑があると
私は思うのです。
・まず、70歳まで働いてもらって
税金を納めさせる。
・70歳からの受給だと、すぐに亡くなる
確率が高くなり、受給期間が短くて済む。
そして・・・
・高額年金受給者には、結構な
税金、健康保険料、介護保険料を
課すことができる。
私の父は、資格を持っているので、
82歳まで現役で働いていました。
なので、厚生年金受給が後回しになり、
公的年金と合わせると
普通の人より多い方です。
だから、「あんし~ん」と思ったら
大間違いでした。
年金額は多くても、多い分、
そこから、かなりの税金、
健康保険料、介護保険料が引かれています。
また、今年の8月から施行された
「介護負担3割」に該当してしまい、
要介護3の父の介護自己負担費は
2割から3割に上がってしまい、
負担はかなり大きくなってしまいました。
年金が少なければ
最小の負担で済むところが、
「現役並み」という扱いになり、
両親のダブル介護をしていた時、
特に医療費が夫婦とも3割負担の時は、
相当な出費を強いられました。
これからも、医療費や介護費など
国の締め付けは
大きくなっていくでしょう。
「年金が70歳以降でも選択できる」
に改正されても、
増額されたことによる
税の支払いが増えるなら、
65歳からもらっておいた方が
お得な気もするのですが・・・
まあ、この選択は、
「元気で長生きできるか」にかかっていますね。(^^;)
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4 件のコメント:
長寿が自慢の日本ですから、
今後も長生きする人は多いでしょうし、
大きな問題ですよね(^_^;)
とはいえ、今の私はまだ先というのも
ありますが、ややピンとこない部分も
あります。
お金がかかるなら稼いでしまえばいい!
そういう気持ちでとりあえず、株を
頑張ってますw
神田ももたろうさん
すごっ!
株で稼いで、老後資金にするのですかぁ~~
ももたろうさんはまだ若いからまだピンと来ないと思いますが、
近親者に要介護者が出るとわかってきますよ。
介護は本当に大変で、お金もかかります。
介護難民、介護離職、問題山積みです。
今のところお子さんが就職されるから安心ですが、
65歳で退職して100歳まで生きられた場合、
もし、年金では生活費が月10万円足りなかったら、
10万×12×35年=4,200万円
貯めておかないとねぇ。(あくまでも試算)
長生きも考えものですね。(^^;)
年金は平均寿命まで生きたとしたら
いつから受給しても同額になるように計算
されてるはず。
だからそこまで生きる自信がなけはれば、
貰える権利を放棄させるような政策に騙されない
ようにすべきだな。70歳まで受給延期したら
月額60万円くらいになれば、50%くらい希望する
かも(笑) 現状では1%は当然の結果でしょう。
りゅうじさん
はじめまして。(^^)/
そうですね、いつまで生きられるかわからないから、
貰える権利は早めに使った方がいいかもと私も思います。
どのみち、後でたくさんもらっても、体が動かなければ
楽しいことに使えなくなりますし。
月額60万円も出したら、国の年金破綻しそう・・・(^^;)
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