2016年6月29日水曜日

新型副鼻腔炎が増加!中高年要注意

従来の治療が効かない新型の副鼻腔炎が増えている。


アステラス製薬のHPよりいただきました


昔から鼻たれ小僧の代名詞であった
「蓄膿症」といわれる慢性副鼻腔炎。
今まではこちらが主流でしたが、このところ
新型の副鼻腔炎が中高年に増えているようです。

この新型の「好酸球性副鼻腔炎」は厚労省によると
現在5万人が患っていると推計されています。
蓄膿症は200万人が患っているといわれていますから
この中には新型の患者も潜在すると思われます。

という私も新型にしっかりかかっています。
鼻や目の周りに強い頭痛が続き
レントゲンを撮ったら真っ黒け(>_<)
気管支炎や肺炎で呼吸器科によくかかっていましたが、
ついでに副鼻腔や鼻腔もやられてしまったようです。
さらに進んで、咳喘息から気管支喘息に移行・・・

気道は鼻から肺までつながっていますので
弱い人は通り道がやられてしまうのですね。

とりあえず、副鼻腔炎について説明します。

副鼻腔とは
 鼻腔(鼻の穴)に隣接した骨内に作られた空洞です。
 前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形洞の4つの空洞があり、
 左右で合計8つあります。(上記画像参照)

副鼻腔炎とは
 副鼻腔の粘膜に細菌やウイルスが感染する
 ことなどによって炎症が起こり、副鼻腔に膿が溜まり、
 鼻づまりや鼻水、咳、頭痛な
 さまざまな症状が現れる病気です。
 レントゲンで撮影すると、炎症部分は黒く見えます。

副鼻腔炎の種類
〇急性副鼻腔炎
  細菌やウイルス感染などによって
  副鼻腔に起こる急性の炎症です。
  通常は1~2週間で治ります。
  頭痛や顔面痛などの急性炎症症状が起こります。

〇慢性副鼻腔炎
  急性副鼻腔炎が長引いたり、繰り返したり
  することによって3ヵ月以上症状が続いているもので、
  「蓄膿症」とも呼ばれます。

  粘度が高くなったりして治療が長引きます。
  症状は鼻づまりや鼻水、頭痛などさまざまです。

  治療はマクロライド系と呼ばれる抗菌薬の服用。
  これで副鼻腔の炎症が治まらなければ、
  内視鏡を鼻の穴に入れ、鼻水や膿、ポリープなどを
  取り除く手術が行われます。
  普通の慢性副鼻腔炎なら、これで完治します。

〇副鼻腔真菌症
  真菌(カビ)による炎症です。
  上顎洞(頬の副鼻腔)で炎症を起こす事が多く、
  左右どちらか一方の場合が多いです。
  鼻出血も起こりやすいのが特徴です。

〇好酸球性副鼻腔炎これが新型
  従来の治療や手術でなかなか治らない「難治性」
  といわれていた慢性副鼻腔炎ですが、
  実は、鼻の粘膜に好酸球という白血球の一種が
  多く存在することがわかり、
  2001年に「好酸球性副鼻腔炎」と名付けられました。
  
  好酸球性副鼻腔炎には好酸球が多いという以外に、
  「鼻ポリープがある」「鼻汁の粘りが強い」
  「嗅覚障害がある」(匂いがよくわからない)
  「目の間辺りに炎症があり痛い」(頭痛がひどい)
  「副鼻腔炎が鼻の両側にある」
  「症状が進行すると好酸球が多い耳だれが出る」
  「喘息を合併している」などの症状がみられます。

  好酸球性副鼻腔炎の原因は、
   ・好酸球の増加(アレルギーなどいろいろ)
   ・喘息の合併により発症
   ・鎮痛剤など薬剤のアレルギー(漢方・健康食品もあり)
   ・その他(まだ解明されていません)
  など細菌・ウィルスによる蓄膿症とは異なり
  さまざまな原因があるようです。

  好酸球とは白血球の一種で
  アレルギーや寄生虫に反応して増加します。
  
  治療は、手術の他、抗菌薬では効果がないので、
  好酸球の働きを抑えるステロイド薬や
  ロイコトリエン拮抗薬と呼ばれる薬を
  点鼻あるいは服用します。

  この新型好酸球性副鼻腔炎は
  成人から発症する喘息と大きく関わっているそうです。

  まさに、わ・た・し・・・(/_;)
  頭痛でアスピリンなどの解熱鎮痛剤を飲んでいて
  アナフィラキシーショックを2度起こしました。
  2度目は医師からの風邪薬に入っていたのか
  骨髄をやられ、再生不良性貧血になりました。
  汎血球(血小板・白血球・赤血球)のすべてが激減。
  血液が造られなくなり死の淵を彷徨いました。
  もう20年経つからよく生き延びられたと感謝しています。
  
  私の場合の好酸球性副鼻腔炎は
  アスピリン喘息、これが一番の原因ですね。
  現在使用できる解熱鎮痛剤は1種類のみ。
  これがまた、痛みにあまり効かないんですぅ(泣)  

  新型副鼻腔炎は、30代からの発症が多く、
  特に60代に多くみられるようです。

  まだ、研究中の段階で症状を抑える治療法しかなく
  今後の研究の進歩が待たれます。

  高齢化で免疫力の低下による感染だけではなく
 大気汚染や薬剤、ストレスなど様々なものが原因で
 新しい病気が報告されています。
 気になる症状があったら早めに受診してくださいね。



     

      
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