温度差によるヒートショックだけではないらしい
寒気団が日本列島に居座る寒い冬。
冬場に浴室での死亡事故が増加します。
特に高齢者に多く、よくニュースになりますね。
昔からよく言われるのは、
脱衣所と浴室の温度差が原因というもの。
寒い脱衣所で服を脱ぐと、血圧が急上昇します。
ブルブル震えながら、浴室の湯船に直行します。
すると・・・お湯の温度で血管が開き血圧が急低下。
この血圧の急激な変化に体がついていけず、
心臓発作や失神などを起こし、
溺れたりして亡くなるケースが多いようです。
最近では、このようなヒートショックによる死亡が
よく言われていますので、
皆さん脱衣所を暖かくしたりして気をつけていますよね。
しかし、浴室事故の原因は他にもあるようです。
それは・・・熱中症です。
「浴室熱中症」ともいわれています。
特に、長湯をする人や熱い湯が好きな人は、
「浴室熱中症」ともいわれています。
特に、長湯をする人や熱い湯が好きな人は、
湯につかっていると体温が上昇します。
実験によると、
20分以上熱い湯に肩までつかっていると
20分以上熱い湯に肩までつかっていると
体温が38~40°Cにもなるそうで、
いわゆる「熱中症」と同じような状態になります。
普通なら、汗をかいて体温を下げますが、
お湯の中では汗をかいても蒸発しません。
だから、体温がどんどん上がっていき
脱水症状や熱中症が起こるわけです。
熱中症が進むと、急に意識が無くなり、
溺れてしまいます。
溺れなくても、そのままの状態だと
誰にも気がついてもらえず亡くなってしまいます。
若い人は、体温が上昇すると
「のぼせ」が起こりますので
自ら湯船から出ることができます。
しかし、高齢者は、この「のぼせ」が起こりにくく
熱いという自覚が少ないようです。
長時間お湯につかって、熱中症を起こし
気を失って運が悪いと、死亡してしまいます。
このような事故を防止するためには、
入浴前に水分補給をしないといけませんね。
さらに、浴室にペットボトルなどを持ち込み
水分補給しながら入浴するなどが必要かも。
高齢者の方は、熱いお湯が好きという人が
多いような気がします。
お風呂に入る時は、事前に水分を取り、
暖かい脱衣所で服を脱ぎ、
はじめは半身浴から入浴し、
熱い湯や長湯をしないで
熱い湯や長湯をしないで
適度な時間で出るといいようですね。
そして、ご家族が同居なら、
「今からお風呂に入るね。」と報告してから
入浴するのがいいと思います。
冬場の入浴には
冬場の入浴には
ヒートショックとともに熱中症にも
どうぞお気をつけください。
また、コタツやあんかで寝る時も、
脱水が起こりやすくなりますので
こちらも合わせてご注意ください。
また、コタツやあんかで寝る時も、
脱水が起こりやすくなりますので
こちらも合わせてご注意ください。
人気ブログランキング
にほんブログ村
6 件のコメント:
私は以前、出勤前に朝風呂に入るという習慣でした。
真冬でも入っていました。
朝風呂は至福のひと時でしたが、
今考えると、よくヒートショックにならなかったと思います。
最近では仕事から帰宅してから入浴しています。
これからは、浴室熱中症にも気をつけてみます。
私も朝シャンをしないと一日が始まらない派でした。
最近は快眠のためにも就寝2時間前にしっかり水分を
とってから半身浴の短時間で入浴する習慣が身に付きました。
匿名さん
朝風呂って気持ちが良さそうですがリスクも大きいようですね。
朝風呂以外でも入浴時にはくれぐれもご注意くださいね。
MICHIKAZEさん
朝シャンとは懐かしい響きがします。(^^)
>最近は快眠のためにも就寝2時間前にしっかり水分を
とってから半身浴の短時間で入浴する習慣が身に付きました。
良い習慣を身につけられて良かったですね!
> しかし、高齢者は、この「のぼせ」が起こりにくく
>熱いという自覚が少ないようです。
私はお風呂とかサウナに長時間入るのが苦手
なんですけど、高齢者の方々はゆうゆうと
入っていたりしてて凄いなと思ってました。
こういった理由なのですね(;´Д`)
ですが、それゆえ、自らの体の異変にも気づくのが
遅くなりがちということなんですね~
神田ももたろうさん
私も、ももたろうさんと同じく、サウナや熱い温泉は苦手なタイプです。
高齢者が長時間入っていられるのも
体のセンサーが鈍感になってきている可能性もありますね。
ということは、まだ私、若いのかも・・・(^^;)
コメントを投稿